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君の膵臓をたべたい

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こんにちは

日本慢性痛改善協会メンバーの髙栁です

タイトルでお気づきになった方も多いと思いますが、今回は第4弾膵臓を取り上げていきたいと思います。

 

膵臓と聞いて皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?

私はインスリンしか思いつきませんでした・・・

勉強不足ですね(^◇^;)

もし私と同じように忘れてしまっていた方は、これを見て思い出していただけると嬉しいです

 

過去の肝臓編、腎臓編、小腸編を読んでいない方はこちらもどうぞ

肝臓編

腎臓編

小腸編

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膵臓とは?

膵臓は、長く伸びた付属消化腺です。

これは腹膜後部に位置し、後腹壁を横切り、胃の後方、右側の十二指腸と左側の脾臓の間に存在します。

 

画像はインターネットから引用

リパーゼやアミラーゼなどの消化酵素を分泌する外分泌部とインスリンやグルカゴンなどを分泌する内分泌部をあわせもつ臓器になります。

膵臓の構造

膵臓は頭部、頸部、体部、尾部の4つに分けられます

画像はインターネットから引用

膵頭

  • 腺の膨らんだ部分で、上腸間膜動静脈の右側で、十二指腸のC字状の弯曲に囲まれており、十二指腸の下行部と水平部の内側面に固くつく。
  • 鈎状突起、膵頭下部の突出で、内側、左側に伸び、上腸間膜動脈の後ろに入る。
  • 頭部の裏面は下大静脈、右腎動静脈、左腎静脈に接する。胆管は十二指腸の下行部に開口する前に、頭部の後上面の溝あるいは実質に埋まる。

 

膵頸

  • 1.5〜2cmと狭く、その後ろは溝になっており、上腸間膜動静脈が存在する。
  • 頸部の前面は腹膜で覆われており、胃の幽門部に近接する。上腸間膜静脈は頸部の後面で脾静脈に合流し門脈になる。

 

膵体

  • 膵体は頸部の続きで、上腸間膜動静脈の左側にあり、網嚢の背側、大動脈と第2腰椎を横切る。
  • 膵体の前面は腹膜で覆われ、網嚢の後壁にあり、胃床を形成する。後面は腹膜を欠き、大動脈、上腸間膜動脈、左副腎、腎血管に接する。

 

膵尾

  • 左腎臓の前にあり、そこで脾門部と左結腸曲に密接する。
  • 尾部は相対的に可動性が高く、脾動静脈を伴った脾腎ヒダの層の間に存在する。尾部の先端は通常は鈍で、上方に屈曲する。

 

膵臓の機能

膵臓の機能は内分泌と外分泌に分けられます

 

画像はインターネットから引用

内分泌

膵臓の内分泌部を膵島(ランゲルハンス島)と呼ぶ。膵島は内分泌細胞の集まりで外分泌部の間に島状に散財している。膵島は毛細血管が豊富に分布しており、腹腔神経叢からの自律神経支配を受ける。

 

膵島には3種類の細胞が存在し、A細胞(20%)からグルカゴン、B細胞(75%)からインスリン、D細胞(5%)からソマトスタチンがそれぞれ分泌する。

 

A細胞 グルカゴン

  1. 肝グリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる
  2. 血中アミノ酸をグルコースへ転化する(糖の新生)
  3. 脂肪を分解して血中の脂肪酸を増加させる

B細胞 インスリン

インスリンは、膵島から分泌される、生体で唯一の血糖低下作用を有するペプチドホルモンである

主な作用

  1. 糖の利用
  2. 筋細胞と肝細胞に取り込まれたグルコースをグリコーゲンに合成するとともにアミノ酸の取り込みを促し、蛋白質や脂肪の合成を促進する
  3. 脂肪細胞ではグルコースから脂肪への転化を促進する(脂肪の同化)

 

少し詳しく書くと、

肝臓での解糖系酵素の活性化、糖新生系酵素の抑制、グリコーゲン合成酵素の活性化により、肝臓の糖放出抑制と血糖低下作用を示す。

筋肉ではブドウ糖、カリウム、アミノ酸などの取り込み促進、グリコーゲン、蛋白合成の促進により、グリコーゲン蓄積や血糖低下、血中アミノ酸の減少をきたす。

脂肪組織ではブドウ糖の取り込みを促進し、中性脂肪の合成を促進する。

 

インスリンの作用不足はブドウ糖の利用障害を招き、血糖値が上昇する。

一方、細胞はブドウ糖をエネルギー源として利用できない為、糖尿病状態が長く続くと、エネルギー源として中性脂肪やタンパク質が利用されるようになる。

中性脂肪が分解すると血中の遊離脂肪酸が増加する。遊離脂肪酸の増加が肝臓での脂肪酸処理能を上回ると、血中にケトン体が増加してくる。血中でのケトン体増加はケト・アシドーシスと呼ばれ、糖尿病のコントロール不良の1指標となる。

 

D細胞 ソマトスタチン

  1. A細胞とB細胞からのホルモン分泌をともに抑制する

 

外分泌

膵臓の外分泌腺は消化酵素を分泌する腺房と、水および電解質を分泌する導管からなる。

腺房と導管からの分泌液は導管内で膵液となり、総胆管で、胆汁と合流して十二指腸乳頭から流出する。膵液は食物中の栄養素を消化するすべての酵素を含むアルカリ液(ph8.2〜8.5)で、1日約0.5〜2.0ℓ分泌する。

 

消化酵素

 

画像はインターネットから引用

  1. 糖質分解酵素 : 膵アミラーゼはアミロプシンともいわれ、デンプンを二糖類のマルトース(麦芽糖)や三糖類のオリゴ糖にまで分解する。
  2. 蛋白質分解酵素 : トリプシノゲン、キモトリプシノゲン、プロカルボキシペプチダーゼの前駆物質の形で分泌される。これら前駆物質の活性化は、まずトリプシノゲンが腸液のエンテロキナーゼにより活性化されてトリプシンになる。
  3. 脂肪分解酵素 : 膵リパーゼ(ステアプシン)は食物中の中性脂肪(トリグリセリド)を分解して、主として脂肪酸とモノグリセリドに分解する。

 

膵臓へのアプローチ

膵臓に限らず、内臓へのアプローチに関しては・・・

 

Don't 

think

feel!!

これに尽きるのではないかと思います

 

正直、難しいです

かなり苦戦しています

なので私からアプローチについて詳しいことは書きませんし、書けません

気になる方は平尾さんに話を聞いてみてください

1つ言えることは、今後セラピストとしての生き方に不安を持ってる方は学んでおいて損は無いと思います

内臓アプローチのセミナーは、他の団体へ行くとボーナス丸々飛んでいくかそれでも足らないくらい取られる所もあります

それを交通費もほとんどかからず、格安で提供してくれる機会を逃すのはもったいないと思います

たしかに給料の良くない私達セラピストからすれば数万でも大きな出費だと思いますが、少しでも気になる方は受けることを是非お勧めします

まとめ

膵臓について簡単にまとめると、

  • 膵臓は胃の裏にある腹膜後器官
  • 役割は外分泌で膵液を分泌し、内分泌でホルモンを分泌する

 

膵臓の機能としては外分泌と内分泌のおおまかな2つしかありませんが、内分泌では様々な合併症を引き起こす糖尿病と密接な関係を持つインスリンを分泌する重要な臓器となります。

また、膵臓に関与する疾患として膵臓癌があります。膵臓癌は癌による死因の4位となっています。

別名「サイレントキラー」「沈黙の臓器」「暗黒の臓器」と呼ばれ、5年生存率が低いことで知られています。正確な原因は未だに解明されていませんが、生活習慣が大きな関わりを持っていると言われていますので、皆さまお気をつけください。

以上、膵臓についてでした。

 

なにぶん初めての投稿となりますので、読みにくい部分が多々あったと思いますがお許しください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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