整体に通っても腰痛が2〜3日で戻る理由と見直したい生活動作3つ|浜松
「施術を受けた日はすごく楽なんです。
でも、2〜3日するとまた痛くなっちゃって…」
整体やピラティスに通っている方から、本当によく聞く言葉です。
院長の平尾です。
せっかく時間とお金をかけて通っているのに、数日で元に戻ってしまう。これ、すごくもったいないし、がっかりしますよね。
この記事では、腰の痛みが2〜3日で戻ってしまう理由と、今通っている先生に伝えてほしい3つのことをお話しします。
この記事の要点
- 痛みが戻る原因は、大きく分けると「生活動作」と「体質」の2つです。
- 生活動作は、①長い時間・連続でとっている姿勢 ②よく繰り返す動作 ③負担がかかっていそうなこと、の3つを書き出して整理します。
- 書き出したものを担当の先生やインストラクターに伝えると、ゴール・プランニング・メニューが変わってきます。
目次
2〜3日で痛みが戻るのは、生活の中で負担がたまり直すから
先に結論からお伝えすると、施術で楽になった体に、毎日の生活でまた同じ負担がかかっていくからです。
私はよく、こんな例え話をします。
脂肪吸引でお腹の脂肪だけを取っても、食事や運動が変わらなければ、数か月後にはまた戻ってきますよね。
体の痛みも同じで、施術でいったん楽になっても、痛みにつながっていた生活がそのままなら、少しずつ元の状態に引き戻されていくんです。
実際、腰痛は「戻りやすい」ことが研究でも分かっています。
オーストラリアで、腰痛がいったん良くなった250人を1年間追いかけた研究では、約7割(69%)の方が1年以内にまた腰痛をくり返していました(da Silva ら, 2019)。
戻ってしまうのは、あなたの体が弱いからでも、通っている先生が悪いからでもありません。腰痛はもともとそういう性質を持っている。だからこそ、戻りにくくする工夫が大事になってきます。
では、何が痛みを引き戻しているのか。
私は、大きく分けると2つの問題があると考えています。
① 生活動作そのものの問題
座り方、立ち方、物の持ち方、仕事や家事での体の使い方。
毎日くり返している動きの中に、腰に負担をかけるものが混ざっているケースです。
② 体質的な問題
筋肉の伸び縮みのしやすさ、力の抜きやすさ・入れやすさ、そして動いたときの反応のスピード。
こうした体そのものの性質も、痛みの戻りやすさに関わってきます。
どちらも大事なのですが、今回は、ご自分で見直しやすい「生活動作」の方に絞ってお話ししますね。

見直してほしい生活動作① 長い時間・連続でとっている姿勢
1つ目は、1日の中で長い時間とっている姿勢、それから連続でとっている姿勢です。
まずはこれが何なのかを、一度整理してみてください。
デスクワークで座りっぱなし。台所で立ちっぱなし。運転で同じ姿勢が続く。
人によって、思い浮かぶものは違うと思います。
ここで大事なのが、それがおおよそ何時間くらいなのかまで把握することです。
きっちりでなくて大丈夫。「座っているのは1日6時間くらい」「立ちっぱなしは2時間続けてが多い」くらいのざっくりで十分です。
なぜ時間まで聞くのかというと、同じ「座り仕事」でも、1時間と8時間では体にかかる負担がまるで違うからです。
先ほどの250人の研究でも、腰痛をくり返しやすかったのは、1日に5時間以上座っている方や、無理な姿勢をとることが多い方でした(da Silva ら, 2019)。時間の長さは、ちゃんと意味のある数字なんですね。
体には、よく動いてほしい関節(股関節や背中の上の方)と、しっかり支えてほしい関節(腰や膝)があります。同じ姿勢が長く続くほど、よく動いてほしい方の関節が固まりやすく、その分を腰がかばって動くようになる。これが積み重なると、腰が疲れやすくなっていくんですね。
見直してほしい生活動作② よく繰り返し行う動作
2つ目は、よく繰り返し行う動作です。
何回も何回も同じ動作をしていると、やはり同じところを使い続けることになります。
そこに負担がかかったり、痛みが出たりしやすいんです。
たとえば、洗濯物を干すときの前かがみ。車の乗り降り。重たい物の積み下ろし。床に座って立ち上がる動き。
一つひとつは小さな動きでも、1日に何十回とくり返せば、体にとっては大きな負担になります。
オランダで、働く方1,131人を3年間追いかけた研究があります。
腰痛と関係していたのは、1回にかかる負担の大きさ(どれだけ重い物を持ったか)ではなく、腰にかかる負担を積み重ねた量の方でした(Coenen ら, 2014)。
たまにやる重たい作業より、毎日くり返している小さな動作の方が、じわじわ効いてくる。私の現場の感覚とも、よく合う結果です。
「自分は1日にこれを何回くらいやっているかな」。
そんな目線で、よく繰り返す動作も一度整理してみてください。
見直してほしい生活動作③ 負担がかかっていそうなことを「リストアップ」
3つ目は、負担がかかっていそうだなと思うことを、思いつくだけリストアップすることです。
ここが一番大事で、一番みなさんが苦手なところかもしれません。
よくあるのが、「この動作で腰に負担がかかってるんですよね」と、1つの動作だけを挙げてくださるケースです。
気持ちはすごく分かります。原因を1つに決められたら、すっきりしますもんね。
でも実際は、これも、これも、これも。いろんなものが少しずつ重なった結果として、最終的に「ここが痛い」という形になっていることがほとんどです。
だから、メインの原因だけをなんとかしようとするより、その周りにある小さなことを少しずつ変えていく方が、うまくいくことが多いんです。
こっちで負担をためないようにしておくと、本命の作業をするときに体力に余力が残った状態で取り組める。そんなことも実際にあります。
もう一つ正直に言うと、何が負担になっているかの判断には、ちょっと知識が必要です。
「この動きのときは、実はここにも負担がかかっているんですよ」ということが、体にはたくさんあります。
なので、自分で正解を出そうとしなくて大丈夫。「かかっていそうだな」と思ったものを、ひたすら書き出す。それだけで十分です。
書き出すときの例
メモの例(ざっくりで大丈夫です)
- 長い姿勢:パソコン作業で座りっぱなし(1日6時間くらい・2時間は立たないことが多い)
- 連続の姿勢:夕方の台所で立ちっぱなし(1時間くらい)
- 繰り返す動作:仕事で荷物の積み下ろし(1日30回くらい)、洗濯物を干す前かがみ
- 負担がかかっていそうなこと:ソファで横座り、片側の肩にかけるカバン、寝る前のスマホ…

3つを先生に伝えると、ゴールもメニューも変わってくる
書き出した3つは、ぜひあなたのパートナーになっている先生に伝えてみてください。
整体の先生でも、ピラティスのインストラクターでもかまいません。
この情報があると、先生の側で見えるものが大きく変わります。
どこまでの体を目指すのかというゴール。そこへどう進めていくかのプランニング。そして、実際にやるメニュー。この3つが、あなたの生活に合わせたものになっていくはずです。
たとえば、1日6時間座る方と、1日中立って荷物を運ぶ方とでは、必要な体はまったく違います。
あなたの生活を送るのに、本当に必要な筋肉の量はどれくらいなのか。本当に必要な筋肉の持久力はどれくらいなのか。
生活動作という視点を持ったうえでここを出してもらい、メニューを組んでもらえれば、2〜3日で痛みが戻るということは少なくなってくると思います。
ここで一つ、知っておいてほしい研究があります。
腰痛の予防について、21の研究(約3万人分)をまとめた報告では、運動と、体の使い方などの知識をセットで取り組んだ方は、腰痛を起こすリスクが約半分(0.55倍)になっていました。ところが、知識を教わるだけでは、ほとんど変わらなかったんです(Steffens ら, 2016)。
「この姿勢が悪いんですね」と分かっただけでは足りない。あなたの生活に合わせた運動まで落とし込んで、はじめて体が変わっていく。だからこそ、生活の情報を先生に渡して、メニューに反映してもらうことが大事なんですね。
体が少しずつ持つようになっていき、それが改善へとつながっていきます。
痛みが取れたら終わり、ではありません。毎日の生活を余裕を持って送れる体まで持っていくことが、本当のゴールだと私は考えています。
※変化の感じ方には個人差があります。足に力が入らない、お手洗いの感覚がいつもと違うといった症状があるときは、まず医療機関を受診してください。
整体院松華では、生活動作から一緒に組み立てます
当院でも、最初にいつもお聞きするのが、この生活の話です。
どんなお仕事か。1日のうち、どの姿勢が長いのか。家ではどんなことをしているのか。
そのうえで、理学療法士として整形外科的な検査で、どの動きで痛みが出るのかを確かめます。
ボキボキしないソフトな施術で体を整えたら、あなたの生活に合わせて、続けられるセルフケアを2〜3個にしぼってお伝えしています。たくさんお伝えしても続かないので、続けられることを大事にしています。

私自身、学生時代はサッカーで腰を痛めてばかりで、坐骨神経痛で左足がしびれていた時期もありました。楽になってもまた戻る。あのもどかしさは、今でもよく覚えています。
だからこそ、通い続けてもらうことより、ご自分で体を整えられるようになって卒業していただくことを目指しています。
浜松で、くり返す腰の痛みにお悩みの方は、浜松の慢性腰痛の整体についてのページもご覧ください。
整体院松華はこんな整体院です
整体院松華-SYOUKA-は、浜松市にある慢性腰痛専門の整体院です。慢性腰痛・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアなど、腰からお尻・足にかけてのお悩みを中心にご相談をいただいています。
整体院松華-SYOUKA- の基本情報
- 院名
- 整体院松華-SYOUKA-(慢性腰痛専門)
- 所在地
- 静岡県浜松市中央区領家2丁目24-39 貸事務所(遠鉄バス「領家郵便局前」から徒歩1分)
- 施術者
- 院長・平尾嘉信(理学療法士・国家資格)
- 主なご相談
- 慢性腰痛/脊柱管狭窄症/坐骨神経痛/椎間板ヘルニア/ぎっくり腰/すべり症
- 施術の特徴
- 整形外科的な検査で原因を確かめてから、ボキボキしないソフトな施術と、ご自分で続けられるセルフケアで進めます
- ご予約
- 完全予約制・マンツーマン
- 医師のご推薦
- 浜松の医師からご推薦をいただいています
ひがき眼科クリニック(浜松市中央区三方原)院長・檜垣正彦先生
よくある質問
整体に行っても、2〜3日で腰痛が戻ってしまうのはなぜですか?
施術で楽になった体に、毎日の生活でまた同じ負担がかかっていくためと考えられます。原因は大きく「生活動作」と「体質」の2つに分けられ、生活動作を見直さないままだと、少しずつ元の状態に戻りやすくなります。
腰痛は、くり返しやすいものなのですか?
はい。腰痛がいったん良くなった250人を1年間追いかけた研究では、約7割(69%)の方が1年以内にまた腰痛をくり返していました。1日5時間以上座っている方や、無理な姿勢をとることが多い方ほどくり返しやすかったため、生活動作の見直しが大切です。
生活動作は、どうやって見直せばいいですか?
①長い時間・連続でとっている姿勢(おおよその時間も)、②よく繰り返す動作、③負担がかかっていそうなこと、の3つを書き出してみてください。正解を出す必要はなく、思いつくだけ書き出せば十分です。
腰痛の原因は、1つの動作にしぼった方がいいですか?
1つにしぼらない方がうまくいくことが多いです。いろいろな負担が少しずつ重なった結果として痛みが出ていることがほとんどなので、メインの動作だけでなく、その周りにある小さなことも一緒に書き出してみてください。
書き出した内容は、誰に伝えればいいですか?
今通っている整体の先生や、ピラティスのインストラクターなど、あなたの体をみている方に伝えてください。生活に合わせて、目指すゴールや進め方、メニューを考えやすくなります。
まとめ|痛みが戻る方は、まず生活動作を書き出してみる
整体やピラティスに通っても2〜3日で痛みが戻るのは、施術で楽になった体に、生活の中の負担がまたかかっていくからです。
長い時間・連続でとっている姿勢。よく繰り返す動作。負担がかかっていそうなこと。この3つを、ざっくりでいいので書き出して、担当の先生に伝えてみてください。
あなたの生活に必要な筋肉の量や持久力から組み立て直せば、体は少しずつ、生活に持つようになっていきます。
この記事を書いた人
平尾 嘉信(ひらお よしのぶ)
整体院松華-SYOUKA- 院長/理学療法士(国家資格)
病院勤務で約9年、開業して6年。延べ3万人以上のお体と向き合ってきました。学生時代はサッカーに打ち込み、自分自身も腰痛と坐骨神経痛(左足のしびれ)に苦しんだ経験があります。腰や足をやられると生活が一変する。そのつらさを知っているからこそ、この場所の専門家になろうと決めました。
「初回で無理に効果を追うより、まず原因を確かめる」「最後はご自分で体を整えられるようになって卒業していただく」。この2つを大切に、浜松で慢性腰痛の方のお体と向き合っています。
参考にした資料・論文
- da Silva T, Mills K, Brown BT, Pocovi N, de Campos T, Maher C, Hancock MJ. Recurrence of low back pain is common: a prospective inception cohort study. J Physiother. 2019;65(3):159-165.
- Coenen P, Kingma I, Boot CR, Bongers PM, van Dieën JH. Cumulative mechanical low-back load at work is a determinant of low-back pain. Occup Environ Med. 2014;71(5):332-337.
- Steffens D, Maher CG, Pereira LS, Stevens ML, Oliveira VC, Chapple M, Teixeira-Salmela LF, Hancock MJ. Prevention of low back pain: a systematic review and meta-analysis. JAMA Intern Med. 2016;176(2):199-208.
ご予約・お問い合わせ
アクセス
| 院名 | 慢性腰痛専門整体院松華-SYOUKA- |
|---|---|
| 住所 | 〒430-0852 静岡県浜松市中央区領家2丁目24-39 貸事務所 |
| 電話番号 | 080-8742-4914 |
| 営業時間 | 【平日/土日】 9:00〜21:00 / 9:00〜18:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | 2台 |
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大浜通りの領家郵便局もしくはTSUTAYA領家店を目印にするとわかりやすいです 領家郵便局側に入り右奥にあります
①美濃路を越えて
①領家郵便局の所を左折
③Ai美容室の隣が当院

大浜通りの領家郵便局もしくはTSUTAYA領家店を目印にするとわかりやすいです 領家郵便局側に入り右奥にあります
①参野交差点を領家郵便局・TSUTAYA方面に向かいます
②領家郵便局のところを左折
③Ai美容室の隣が当院
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