坐骨神経痛とは?お尻から足のしびれの見分け方とセルフケア|浜松の理学療法士が解説
「右のお尻が痛くて、立ったり歩いたりするとつらい」
「薬を飲んでも、整形外科に通っても変わらない」
坐骨神経痛で当院に来られる方から、よく聞く言葉です。
院長の平尾です。
実は私自身、学生時代に左足のしびれに悩まされた経験があります。サッカーに打ち込んでいたころで、腰と足をやられると生活そのものが一気に変わってしまう。そのつらさを知っているからこそ、この場所の専門家になろうと決めました。
この記事では、坐骨神経痛とはそもそも何なのか、なぜ人によって良くなり方が違うのかを、理学療法士の立場からお伝えします。
この記事の要点
- 坐骨神経痛は病名ではなく、お尻から足に出るしびれや痛みにつけられた呼び名です。出どころは人によって違い、いくつかが重なっていることも多くあります。
- 「歩くと出て、休むとまた歩ける」「横座りや立ち上がりでズキッとする」「つま先立ちができない」など、症状が出る条件で、出どころの見当がつけられます。
- 浜松の整体院松華では、検査で痛みが出る条件を確かめてから進め方を決めます。良くなるまでの目安は6回ほど、強い方で10〜12回ほどです。
目次
坐骨神経痛とは|病名ではなく「症状の呼び名」
坐骨神経は、腰からお尻、太ももの裏を通って、膝の下で枝分かれしながら足先まで伸びている、体の中でいちばん太くて長い神経です。この通り道に沿って出るしびれ・痛み・張り・重だるさをまとめて「坐骨神経痛」と呼んでいます。
ここで知っておいてほしいのは、坐骨神経痛は病名ではないということです。「お尻から足が痛い」という症状に名前がついただけで、その奥にある原因は人によって違います。
私がよくみるのは、お尻の奥の筋肉(梨状筋)、骨盤の関節(仙腸関節)、椎間板、背骨の中の神経の通り道の狭さ(脊柱管狭窄症)などです。しかも、一つに決まらず、いくつかが重なっている方も多い。だからこそ、「筋肉が硬いから」「歪んでいるから」で済ませず、どこから来ているのかを見分ける必要があります。
まれですが、膝の下のねじれが神経を引き延ばして、お尻から足に痛みが出ていた方もいました。坐骨神経はひとつながりなので、痛い場所と原因の場所が離れていることもあるんです。
症状の出方で分かる、3つの見分けの入口
同じ坐骨神経痛でも、どんな時に出るかで、出どころの見当がつきます。ご自分の症状と比べてみてください。
① 歩いているうちに出て、少し休むとまた歩ける
しばらく歩くと足がしびれたり重くなったりして、前かがみで少し休むとまた歩ける。この出方は、背骨の中の神経の通り道の狭さが関わっていることが多いです。脊柱管狭窄症と言われている方によく見られます。
② 横座り・しゃがむ・立ち上がりでズキッとする
横座りをした時、しゃがんだ時、イスから立ち上がる瞬間にお尻のあたりがズキッとする。この出方は、骨盤の関節(仙腸関節)まわりの負担が絡んでいることが多いです。
③ つま先立ちができない・左右で力が明らかに違う
片足でつま先立ちができない、左右で足の力にはっきり差がある。この場合は、神経そのものに負担がかかっている可能性があります。まずは医療機関を受診してください。
病院と整体、どちらが先?
痛い=坐骨神経痛だろう、と思っていても、画像検査で思いもしないことが見つかることがあります。可能性は低くても0ではないので、最初は医師の診察を優先してください。そのうえで、なかなか変わらない時に整体という選択肢を考えていただければと思います。
坐骨神経痛でやりがちな、2つのこと
つらい時ほど、良かれと思ってやってしまうことがあります。
一つは、痛いのに頑張って動いてしまうこと。仕事や家事を休めない方ほど、痛みをこらえて動き続けてしまいます。もう一つは、痛いところをぐりぐりマッサージしてしまうこと。その場は楽になっても、刺激でかえって神経が過敏になる方もいます。
お尻をぐいぐい伸ばすストレッチも同じです。伸ばすことで楽になる方もいれば、伸ばすと刺激が強まる方もいる。痛い場所が、そのまま悪い場所とは限りません。筋肉は強い側と弱い側で引っ張り合っていて、痛みが出るのは引っ張られている弱い側でも、負担を作っているのは引っ張りすぎている強い側だったりします。
当院で確かめていること|痛みが出る「条件」を探す
当院では、施術の前に整形外科的な検査をしています。たとえば、次のようなことです。
- 筋肉の反射が出るか
- 押してみたら痛みが出るか、伸ばしてみたら痛みが出るか
- 足の力に左右差があるか、つま先立ちができるか
- 前かがみで楽になるか、横座りでつらくなるか
検査は、原因を言い当てるためというより、痛みが出る条件を確かめるためにやっています。どんな時に出て、どんな時に楽になるのかが分かれば、対処の方法も見えてきます。

良くなるまでの目安は、多くの方で6回ほど、症状が強い方で10〜12回ほどです。初回にお体を確かめたうえで、見通しをお伝えしています。
ただ、症状が強いと触れるだけで痛みが出てしまう方もいて、すぐに変化するケースばかりではありません。一方で、手術を考えていた方が良くなられた例もあります。
「長引くと思う」ほど長引きやすい?研究で言われていること
イギリスで、足の痛みや坐骨神経痛でかかりつけ医を受診した609人を1年間追いかけた研究があります。1年後に生活の不自由さが3割以上減っていた人は、全体の約55%でした(Konstantinou ら, 2018)。
この研究で、良くなりにくさと関わっていたものの一つが、「この症状は長く続くだろう」と本人が思っていることでした。足の痛みが続いている期間の長さも関わっていました。
だから私は、来ていただいた方に「何回くらいで、どうなっていきそうか」をできるだけお伝えするようにしています。先が見えないまま不安を抱えているより、見通しを持って一緒に進める方が、体にとってもいいと考えているからです。
自宅でできるセルフケア|当院のYouTubeから
坐骨神経痛の方によくお伝えしているセルフケアです。しびれや痛みが強まらない範囲で試してみてください。強まる場合は、無理せずやめて大丈夫です。
① お尻のストレッチ
② もも裏のストレッチ
③ ももの前側のストレッチ
経過は、その日に痛かったかどうかだけで判断しないでください。何分続けて座れたか、どれくらいの距離を歩けたかを、ご自分のものさしにしてみてください。痛みの感じ方はその日の体調や天気でも揺れますが、座れる時間や歩ける距離が伸びていれば、良い方向に向かっています。
相談先に迷ったら|4つの物差し
坐骨神経痛は情報が多いぶん、どこに行けばいいか迷う方も多いと思います。整体院や治療院を選ぶ時は、次の4つを見てみてください。
- 評価(検査)を細かくしてくれるか
- 強い圧をかける施術ではないか(強い圧は悪化のリスクも高くなります)
- セルフケアを教えてくれるか
- 生活スタイルのアドバイスをしてくれるか
当院での坐骨神経痛の施術の進め方は、浜松の坐骨神経痛の整体|整体院松華のページでくわしくご紹介しています。
整体院松華はこんな整体院です
整体院松華-SYOUKA-は、浜松市にある慢性腰痛専門の整体院です。坐骨神経痛・脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアなど、腰からお尻・足にかけてのお悩みを中心にご相談をいただいています。
地元・浜松の医師からもご推薦をいただいています。
整体院松華-SYOUKA- の基本情報
- 院名
- 整体院松華-SYOUKA-(慢性腰痛専門)
- 所在地
- 静岡県浜松市中央区領家2丁目24-39 貸事務所(遠鉄バス「領家郵便局前」から徒歩1分)
- 施術者
- 院長・平尾嘉信(理学療法士・国家資格)
- 主なご相談
- 慢性腰痛/坐骨神経痛/脊柱管狭窄症/椎間板ヘルニア/ぎっくり腰/すべり症
- 施術の特徴
- 整形外科的な検査で原因を確かめてから、ボキボキしないソフトな施術と、ご自分で続けられるセルフケアで進めます
- ご予約
- 完全予約制・マンツーマン
- 医師のご推薦
- 浜松の医師からご推薦をいただいています
ひがき眼科クリニック(浜松市中央区三方原)院長・檜垣正彦先生
よくある質問
坐骨神経痛は、まず病院に行くべきですか?
はい、最初は医師の診察を優先してください。画像検査で思いもしないことが見つかることもあります。特に、つま先立ちができない、足の力に左右差がある、お手洗いの感覚がいつもと違うといった場合は、早めに医療機関を受診してください。そのうえで、なかなか変わらない時に整体という選択肢があります。
坐骨神経痛にストレッチはした方がいいですか?
合うストレッチなら役立ちますが、伸ばすことで刺激が強まる方もいます。しびれや痛みが強まらない範囲で行い、強まる場合はやめてください。伸ばすより、支える力をつける方が合う方もいます。
何回くらい通えば良くなりますか?
多くの方で6回ほど、症状が強い方で10〜12回ほどが目安です。ただし症状の強さや出どころによって変わるので、初回にお体を確かめたうえで見通しをお伝えします。
しびれている場所をマッサージすれば良くなりますか?
しびれている場所に原因があるとは限りません。痛いところをぐりぐり押すと、かえって神経が過敏になる方もいます。どんな時に痛みが出るのかを確かめて、負担を作っている場所から整えることが大切です。
まとめ|名前ではなく、痛みが出る条件から向き合う
坐骨神経痛は、お尻から足に出る症状につけられた呼び名です。出どころは人によって違い、重なっていることも多い。だからこそ、付いた名前で決めつけず、どんな時に痛みが出るのかを確かめることから始めます。
しびれを気にせず歩ける。行きたかった場所に出かけられる。そんな毎日に向けて、見通しを持って一緒に進んでいきましょう。
この記事を書いた人
平尾 嘉信(ひらお よしのぶ)
整体院松華-SYOUKA- 院長/理学療法士(国家資格)
病院勤務で約9年、開業して6年。延べ3万人以上のお体と向き合ってきました。学生時代はサッカーに打ち込み、自分自身も腰痛と坐骨神経痛(左足のしびれ)に苦しんだ経験があります。腰や足をやられると生活が一変する。そのつらさを知っているからこそ、この場所の専門家になろうと決めました。
「初回で無理に効果を追うより、まず原因を確かめる」「最後はご自分で体を整えられるようになって卒業していただく」。この2つを大切に、浜松で慢性腰痛の方のお体と向き合っています。
参考にした論文
- Konstantinou K, et al. Prognosis of sciatica and back-related leg pain in primary care: the ATLAS cohort. Spine J. 2018;18(6):1030-1040.
ご予約・お問い合わせ
アクセス
| 院名 | 慢性腰痛専門整体院松華-SYOUKA- |
|---|---|
| 住所 | 〒430-0852 静岡県浜松市中央区領家2丁目24-39 貸事務所 |
| 電話番号 | 080-8742-4914 |
| 営業時間 | 【平日/土日】 9:00〜21:00 / 9:00〜18:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | 2台 |
当院までの道案内

大浜通りの領家郵便局もしくはTSUTAYA領家店を目印にするとわかりやすいです 領家郵便局側に入り右奥にあります
①美濃路を越えて
①領家郵便局の所を左折
③Ai美容室の隣が当院

大浜通りの領家郵便局もしくはTSUTAYA領家店を目印にするとわかりやすいです 領家郵便局側に入り右奥にあります
①参野交差点を領家郵便局・TSUTAYA方面に向かいます
②領家郵便局のところを左折
③Ai美容室の隣が当院
①浜松駅乗り場7番 遠州浜方面行きに乗車し、領家郵便局前・とみた内科入口で降車
②領家郵便局側の右奥に当院があります。 (バス停より徒歩1分)
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