脊柱管狭窄症で足が上がらずロボット歩きだった60代女性の事例|浜松の理学療法士
「足がギプスをはめたみたいに重くて、ロボットみたいにしか歩けなかったんです」
今日は、そう話してくださった60代の女性のお話です。
院長の平尾です。
この方は、私が整体院を開いて初めて担当させていただいたお客様です。しかも、学生時代の先輩のお母さま。正直に言うと、ものすごく緊張していました。それでも最後まで一緒に歩んでくださって、私にとっても自信をもらえた、忘れられない方です。
この記事の要点
- 脊柱管狭窄症で足が全く上がらない状態(膝を伸ばしたまま股関節を曲げる動き)で、階段も支えられないと上れなかった60代の女性が、浜松の整体院松華に約1年半通われた事例です。
- 腰だけでなく、首・肩こり・頭痛・四十肩のような肩の痛みも重なっていました。何か所も同時につらいときは、回復に時間がかかりやすいので、順番を決めて進めました。
- 今は整体を卒業され、お孫さんたちと普通の生活を楽しまれています。
目次
ご相談いただくまで|足が重く、階段も一人では上れなかった
20年ほど前から重いものを持つお仕事が多く、慢性的な腰痛はあったそうです。それでも普通に過ごせていたのが、3年半前に脊柱管狭窄症と言われました。
そこから2年ほどして、まず足が痛み出しました。1〜2か月のうちに、足がギプスをはめたように重くなり、階段も上れない。歩き方はロボットのようになっていったそうです。
さらに首も痛くなり、肩こりや頭痛、四十肩・五十肩のような肩の痛みまで出てきました。
接骨院に通うと、その時は楽になる。でも、良くはならない。ガチガチになってからはレントゲンやMRIも撮りました。それでも、寝込まないようにと、無理をしてでも家事を続けていたそうです。
当院に来てくださったきっかけは、息子さんでした。息子さんは理学療法士で、「後輩に、ものすごく勉強しているやつがいる」と私を紹介してくださったんです。
初めてお会いしたときは、あおむけで足が全く上がらない状態。階段も、支えてもらいながらやっと上っていました。
「歪みはない」と言われていたけれど
この方が、印象に残った出来事として話してくださったことがあります。
「接骨院で体の歪みをみてもらったときは、歪みは全然ないって言われていたんです。でも平尾先生には、歪みが多いって言われて。見方が違うんだなと思いました」
私が体を見るときに、いつも確かめているのが骨盤の向きと股関節の動きです。立っている姿をパッと見るだけでなく、骨盤をどちらに動かすと症状が出るのか、消えるのか。股関節がどれくらい動くのか。そこまで確かめると、見た目では分からない「偏り」が見えてきます。
股関節は本来よく動く関節ですが、ここが硬くなると、腰が代わりに動きすぎてしまいます。腰が反る方向へ負担が集まれば、脊柱管狭窄症の方は神経の通り道がさらに狭くなりやすい。この方の足の重さにも、そうした体の使い方が関わっていると考えました。
首も肩も腰も。なぜ1年半かかったのか
先に正直にお伝えしておくと、この方は約1年半通われました。決して短い期間ではありません。
理由の一つは、つらい場所が何か所もあったことです。
私の経験では、肩も腰も首も、と一度に平均的に整えようとすると、一か所に集中したときよりも回復が分散して、進みがゆっくりになります。だから、症状が強い時期は通う間隔を詰めたり、その時いちばん困っている場所に絞ったりと、順番を決めて進めました。
もう一つは、毎日の生活です。家事を休むわけにはいかない。痛くても体を動かし続ける。そういう方ほど、施術で整えても、生活の中でまた負担がかかります。だからこそ、その時の状態に合わせて施術の中身を変え、ご自分でできる体の使い方も少しずつお伝えしていきました。

今では手が上がり、足の重さもなくなってきた
通い始めて1年半ほどで、手が上がるようになり、肩こりもなくなりました。足のギプスのような重さも、なくなってきたと話してくださいました。
お仕事をすると腰が痛くなることはまだあるそうですが、「以前に比べたら、すごくよくなりました」と。
動画のタイトルにもあるとおり、右足が上がらなかった方が、またタケノコ狩りに行けるようになったんです。今は整体を卒業されて、お孫さんたちと普通の生活を楽しまれています。
ご本人の声|「流れが決まった施術」との違い
「接骨院では、30分の間に電気、マッサージ、ウォーターベッドと流れが決まっていました。気持ちよくなるから治ったような感じもするんですけど、行くたびに先生は違うのにやることは同じで、患者のことをわかっているのかなと思っていました」
「こちらでは痛いところを聞いてくださって、その時の状態に合わせてやってくださるので、全然違いました」
そして、同じように悩んでいる方へ、こんな言葉を残してくださいました。
「主婦や女性の方は、自分のことよりも家族のことを優先して、自分のことは我慢してしまうと思うんです。でも、我慢しないでほしい」
「しっかりと患者の声を聞いてくれるのが、とても大事だなと思います」
この言葉は、私自身がいちばん大切にしていることでもあります。
理学療法士が付くと何が違う?研究で言われていること
この方を紹介してくださったのは、理学療法士の息子さんでした。実は、理学療法士が関わる意味を示した研究があります。
脊柱管狭窄症の方86人を、「理学療法士が付いて週2回運動する」グループと「自宅で自分で運動する」グループに分けて6週間比べた日本の研究では、症状が良くなった人の割合が、理学療法士が付いたグループで62.8%、自宅のグループで32.6%でした(Minetama ら, 2019)。
同じような運動でも、体を見ながらその日の状態に合わせて調整してくれる人がいるかどうかで、結果が変わる。この方が話してくださった「その時の状態に合わせてやってくれる」というのは、まさにそこなんだと思います。
自宅でできるセルフケア|当院のYouTubeから
脊柱管狭窄症の方や、この方のように首や肩もつらい方によくお伝えしているセルフケアです。しびれや痛みが強まらない範囲で試してみてください。強まる場合は、無理せずやめて大丈夫です。
① もも裏のストレッチ
② すねの内側のケア
③ 肩甲骨のストレッチ
首や肩もつらい方に。
ほかのセルフケアや、脊柱管狭窄症そのものについては、脊柱管狭窄症とは?症状・原因・手術をしない対策の記事でまとめています。
脊柱管狭窄症のほかの事例・くわしい情報
▶ 脊柱管狭窄症でブロック注射も効かなかった方の事例
坐骨神経痛に30年、脊柱管狭窄症に10年悩まれ、手術も覚悟していた方のお話です。
▶ 脊柱管狭窄症で鍼灸もコルセットも変わらなかった方の事例
月1回の鍼灸院が毎週になっても、コルセットを使っても良くならなかった男性のお話です。
当院での施術の進め方は、浜松の脊柱管狭窄症の整体|整体院松華のページでくわしくご紹介しています。
整体院松華はこんな整体院です
整体院松華-SYOUKA-は、浜松市にある慢性腰痛専門の整体院です。脊柱管狭窄症・坐骨神経痛・椎間板ヘルニアなど、腰からお尻・足にかけてのお悩みを中心にご相談をいただいています。
地元・浜松の医師からもご推薦をいただいています。
整体院松華-SYOUKA- の基本情報
- 院名
- 整体院松華-SYOUKA-(慢性腰痛専門)
- 所在地
- 静岡県浜松市中央区領家2丁目24-39 貸事務所(遠鉄バス「領家郵便局前」から徒歩1分)
- 施術者
- 院長・平尾嘉信(理学療法士・国家資格)
- 主なご相談
- 慢性腰痛/脊柱管狭窄症/坐骨神経痛/椎間板ヘルニア/ぎっくり腰/すべり症
- 施術の特徴
- 整形外科的な検査で原因を確かめてから、ボキボキしないソフトな施術と、ご自分で続けられるセルフケアで進めます
- ご予約
- 完全予約制・マンツーマン
- 医師のご推薦
- 浜松の医師からご推薦をいただいています
ひがき眼科クリニック(浜松市中央区三方原)院長・檜垣正彦先生
よくある質問
脊柱管狭窄症で足が上がらないほどでも、相談できますか?
はい、ご相談ください。この事例の方も、最初はあおむけで足が全く上がらない状態でした。ただし、足に力が入らない状態が急に出てきた、お手洗いの感覚がいつもと違うといった場合は、まず医療機関を受診してください。
腰だけでなく首や肩もつらいのですが、一緒にみてもらえますか?
はい、体全体を見ながら進めます。ただ、何か所も同時に整えようとすると回復が分散して時間がかかりやすいので、その時いちばん困っている場所から順番を決めて進めることが多いです。
どれくらいの期間通うことになりますか?
症状の強さや、つらい場所の数、生活の中での負担によって大きく変わります。この事例の方は首・肩・腰と何か所もつらさが重なっていたため、約1年半でした。初回にお体を確かめたうえで、見通しをお伝えします。
接骨院で「歪みはない」と言われました。それでも見てもらう意味はありますか?
見る場所や見方によって、分かることは変わります。当院では骨盤の向きや股関節の動きを、実際に動かしながら確かめています。立ち姿だけでは分からない偏りが見つかることもあります。
まとめ|我慢しないで、自分の体のことも大切に
足がギプスのように重く、ロボットのようにしか歩けなかった方が、約1年半かけて、またタケノコ狩りに行けるまでになりました。
何か所もつらいときは、時間がかかることもあります。それでも、順番を決めて一つずつ向き合っていけば、体は応えてくれる。この方が、それを教えてくれました。
家族のために我慢してきた方こそ、自分の体のことも大切にしてください。
この記事を書いた人
平尾 嘉信(ひらお よしのぶ)
整体院松華-SYOUKA- 院長/理学療法士(国家資格)
病院勤務で約9年、開業して6年。延べ3万人以上のお体と向き合ってきました。学生時代はサッカーに打ち込み、自分自身も腰痛と坐骨神経痛(左足のしびれ)に苦しんだ経験があります。腰や足をやられると生活が一変する。そのつらさを知っているからこそ、この場所の専門家になろうと決めました。
「初回で無理に効果を追うより、まず原因を確かめる」「最後はご自分で体を整えられるようになって卒業していただく」。この2つを大切に、浜松で慢性腰痛の方のお体と向き合っています。
参考にした論文
- Minetama M, et al. Supervised physical therapy vs. home exercise for patients with lumbar spinal stenosis: a randomized controlled trial. Spine J. 2019;19(8):1310-1318.
ご予約・お問い合わせ
アクセス
| 院名 | 慢性腰痛専門整体院松華-SYOUKA- |
|---|---|
| 住所 | 〒430-0852 静岡県浜松市中央区領家2丁目24-39 貸事務所 |
| 電話番号 | 080-8742-4914 |
| 営業時間 | 【平日/土日】 9:00〜21:00 / 9:00〜18:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 駐車場 | 2台 |
当院までの道案内

大浜通りの領家郵便局もしくはTSUTAYA領家店を目印にするとわかりやすいです 領家郵便局側に入り右奥にあります
①美濃路を越えて
①領家郵便局の所を左折
③Ai美容室の隣が当院

大浜通りの領家郵便局もしくはTSUTAYA領家店を目印にするとわかりやすいです 領家郵便局側に入り右奥にあります
①参野交差点を領家郵便局・TSUTAYA方面に向かいます
②領家郵便局のところを左折
③Ai美容室の隣が当院
①浜松駅乗り場7番 遠州浜方面行きに乗車し、領家郵便局前・とみた内科入口で降車
②領家郵便局側の右奥に当院があります。 (バス停より徒歩1分)
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